研究大会

第24回イベント学会研究大会

テーマ

「バンパクのカタチ ~SDGs+beyond 新世紀の幸福論~
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向けて」

※第24回研究大会は終了いたしました

開催概要

 2020年は、2025年に予定されている日本国際博覧会(大阪・関西万博)の5年前、1970年大阪万博から半世紀、1990年大阪花博から30周年、2005年愛地球博から15年、2010年上海世界博覧会から10年、さらに2020年ドバイ国際博覧会(新型コロナウィルス感染症拡大により2021年に開催延期)など、博覧会に関して節目となる年でした。

 イベント学会でもこれらの周年事業を意識しつつ、大阪での研究大会を実施、巨大イベントの今後のあり方を議論する場を持ちたいと考えておりました。しかし想定外となる新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、多くの会員や一般参加希望者が一堂に会する従前のような研究大会は取りやめ、東京・名古屋・大阪の3会場をリモートで繋ぐかたちでの大会実施となりました。

 2021年度にあっても、新型コロナウィルスの感染拡大は続いていますが、今年度の研究大会は、昨年の企画案を継承しつつ、新たな生活様式の可能性を見据えて、従前のイベントのあり方を検証し、同時に新たなイベントデザインの可能性を拓く機会にしたいと考えました。

 本年度の研究大会では、従前のイベントや博覧会とは異なり、サイバーとフィジカルを融合する新たなイベントの可能性に向けて、学術的に検証する端緒としたいという思いを込めて、主題を「バンパクのカタチ ~SDGs+beyond 新世紀の幸福論~ 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向けて」と掲げました。

プログラムは基調講演のほか、4つのトークセッションで構成します。

 基調講演では、会長の中村利雄から国際博覧会のレガシーと国際社会における意義について、また国連環境計画の本多俊一氏からSDGs達成に向けた国際博覧会の果たす役割に関してお話をいただきます。

セッション1では、2025年日本国際博覧会の開催地である大阪において検討されている国際博覧会の新たな可能性について意見交換を行います。2020年ドバイ国際博覧会の動向なども紹介する予定です。

セッション2では、イベント学会西日本地域本部で研究会を立ち上げた「関西歴史文化首都構想」の推進と、大阪・関西万博に向けた「Team Expo 2025プロジェクト」の可能性について、会員による意見交換を行います。

セッション3では、新型コロナ禍におけるイベント業界やテーマパークなどの対応について検証します。

セッション4では、2021年に延期された東京オリンピック・パラリンピック、WMG2021関西など、わが国で実施、もしくは予定されているメガスポーツイベントが、地域社会に与える影響やレガシー、課題等について俯瞰したいと考えます。

なお本年度の研究大会は、対面型の開催部分は十分に感染症対策を行い、また基調講演やセッションに関しては、Zoomでのオンライン参加も可とするかたちで実施いたします。

イベント学会2021 第24回研究大会 実行委員長
橋爪紳也

日程/会場

日程会場
11月6日(土)13:00~18:00 大阪市立住まい情報センター 3階ホール
11月7日(日)10:00~15:00大阪府立大学I-siteなんば2F

主催:イベント学会
共催:大阪府立大学観光産業戦略研究所
   一般社団法人日本イベント産業振興協会
   一般社団法人日本イベント協会
   日本イベント業務管理士協会 
後援:2025年日本国際博覧会協会
協賛:西尾レントオール株式会社

プログラム

11月6日(土)

11:00~12:00● エクスカーション①
・大阪市立住まいのミュージアム「くらしの今昔館」ガイドツアー
案内人:橋爪紳也(イベント学会副会長)
集合時間:10:45
集合場所:3階ホール
参加方法:事前申し込み(15名限定)
参加費:入館料など当日実費負担
13:00~● 会長挨拶/中村利雄(イベント学会会長)
● 来賓ご挨拶/竹内廣行((公社)2025年日本国際博覧会協会 理事・副事務総長、調整中)
● 基調講演①:「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)のレガシー(仮)」/中村利雄
● 基調講演②:「2025年日本国際博覧会が地球環境と国際社会に果たす役割」/国連環境計画 本多俊一
14:40~15:40● セッション1
「バンパクのカタチ/2025年日本国際博覧会に向けて」
コーディネーター 橋爪紳也
藤本壮介(建築家、2025年日本国際博覧会会場プロデューサー)
佐久間洋司(2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会バーチャル大阪館ディレクター、
大阪大学グローバルイニシアティブ機構招へい研究員)
15:50~16:50● セッション2「関西歴史文化首都構想 共創チャレンジに向けて 」
コーディネーター 宮本倫明
福井昌平(イベント学会副会長、関西歴史文化首都構想提唱者)
川井徳子((公社)ソーシャル・サイエンス・ラボ専務理事、奈良新しい学び旅推進協議会実行委員長)他
17:00~18:00● セッション3「コロナ禍における劇場、イベント、テーマパークの運営について」
コーディネーター 信時正人
奥野圭(横浜商科大学非常勤講師、日本イベント業務管理士協会 会長)
藤村順一(兵庫県立芸術文化センター 総括アドバイザー、前副館長) 
古屋靖人(兵庫県立芸術文化センター  事業部チーフプロデューサー)
● 実行委員長挨拶/橋爪副会長
19:00~● エクスカーション②
・天神橋筋商店街ガイドツアー
 天神橋筋八丁目から天満宮まで 案内人:間藤芳樹/野上卓志 
・道頓堀ガイドツアー
 「道頓堀ワンダーランド」案内人:宮本倫明/野杁育郎(なにわ名物開発研究会会長)
参加方法:事前申し込み(各ツアー8人限定)
参加費:会食費など実費負担

11月7日(日)

10:00~11:30● セッション4「ゴールデン・スポーツイヤーズの現在」
コーディネーター 田村匡
布村幸彦(公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 常務理事・副事務総長)
中塚則男(公益財団法人ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会 事務局長)
師岡文男(上智大学名誉教授、スポーツ庁前参与、RWC組織委顧問、東京2020機運醸成委員、WMG関西組織委員)
12:30~14:30● 研究発表 3会場にわかれて実施
14:40~14:50● 研究大会総評/中村利雄
14:50~15:00● 実行委員長挨拶/橋爪紳也
15:30~19:00● エクスカーション③
・夢洲ツアー
 バスで2025年日本国際博覧会会場となる夢洲に移動、仮設建築展示会場などを視察
参加方法:事前申し込み(30人限定)
参加費:無料

開催案内PDF版はこちら

参加申込み

参加申込みの受付は11月4日(木)に締め切りました。

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