今回の研究大会は、東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場が眼前に迫る日本青年館にて開催。「ゴールデンスポーツイヤーズと次世代育成」をテーマに、次世代に繋げるべきメガスポーツイベントのレガシーに焦点を当てました。
中村利雄新会長の挨拶に続き、第1部はパネルディスカッション「日本におけるスポーツと持続可能性~次世代にレガシーを継承するために今何が必要か~」についてラグビーワールドカップ2019(清宮克幸氏)、東京オリンピック・パラリンピック競技大会(間野義之氏)、ワールドマスターズゲームズ2021関西(木下博夫氏)の各立場から興味深い知見やアイディアを伺うことができました。
ランチタイムを利用して隣接するオリンピックスクエアのエクスカーション・ツアーとポスター発表を開催した後の第2部は、次世代育成の新しい試みとして大学生・院生チームによるイベントの次世代アイデアコンペティションを実施。イベント学会初のワークショップに3大学4チームが参加し、実行委員の不安を打ち消す次世代の斬新なアイディアと物怖じしないプレゼンテーションに学会員も触発され、沢山の質問や意見交換で盛り上がりをみせました。
第3部の口頭発表には例年を上回る申し込みがあり、20題の研究発表が行われました。特筆すべきは、最近1~2年の新学会員が積極的に発表し、本学会に新風を吹き込んでくれたことでしょう。そして研究発表の後は和やかな懇親会が例年通り行われました。
大勢の学会員の皆様にご参集頂き、盛況・活気ある研究大会を成功裡に遂行することができ、実行委員の皆様にこの場を借りて重ねて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
第22回研究大会実行委員長 上代圭子(イベント学会理事)
事務局長 野川春夫(イベント学会副会長)