TEAM EXPO

イベント学会は、大阪・関西万博で推進されている「TEAM EXPO」に「共創パートナー」として参加します。

愛・地球博が実現した「市民参加」の理念を継承し、大阪・関西万博の成功と万博の発展、万博による社会の持続可能な発展に貢献するために、一般財団法人地球産業文化研究所(GISPRI)と共同し、「歴史文化」「水と流域」「自然遺産」をテーマとする3つの共創チャレンジを推進します。

また、イベント面での企画・運営等の専門性の提供を通じて、共創チャレンジの創出を支援します。

企画委員会

イベント学会と地球産業文化研究所によるTEAM EXPO共同プロジェクトを推進するために、両団体から構成される企画委員会を設置します。
企画委員会は、共創チャレンジとして取り組むプロジェクトの選定、プロジェクト実現のための支援等を行います。

委員

  • 中村 利雄
    イベント学会会長/一般財団法人地球産業文化研究所評議員/愛・地球博事務総長
  • 蔵元 進
    一般財団法人地球産業文化研究所専務理事
  • 福井 昌平
    イベント学会副会長/愛・地球博チーフプロデューサー
  • 信時 正人
    イベント学会理事/愛・地球博政府出展企画催事室長
  • 宮本 倫明
    共創チャレンジ「関西・歴史文化首都フォーラム」推進事務局長/イベント学会理事/株式会社Landa代表取締役社長
  • 古澤 礼太
    共創チャレンジ「いのちをつなぐ水と流域・地球市民対話」代表/イベント学会理事/中部大学 国際ESD・SDGsセンター 准教授
  • 小野寺 浩
    共創チャレンジ「国内5世界自然遺産に見る自然と社会の共生と未来に残すべき人類の遺産」代表/公益財団法人屋久島環境文化財団理事長

事務局

  • 守屋 慎一郎
    イベント学会理事・副事務局長/合同会社企画室代表
    moriya@kikaku-shitsu.jp

共創チャレンジ

イベント学会と地球産業文化研究所によるTEAM EXPO共同プロジェクトでは、以下3つの「共創チャレンジ」を推進します。

いずれも大阪・関西万博で活動するにふさわしく、日本としての特徴ある取り組みを、国民全体、世界に理解いただく内容となっております。

本プロジェクトには、一般の個人会員・準会員のみなさま、賛助会員のみなさまにもご参加いただけます。
プロジェクトへの参加を希望される方は、以下概要および関連資料参照のうえ、それぞれの連絡先にご一報ください。

関西・歴史文化首都フォーラム

本プロジェクトは、関西2府4県においてフォーラムを連続開催することで、「関西」における国宝並びに重文、世界文化遺産と無形文化遺産の高い集積度とそれらを活用した活動実績、さらには博物館や社会教育機関の充実度等において、「関西」が日本の「歴史文化の首都」であるという事を、万博を契機に世界に発信していこうというプロジェクトです。

大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の「未来」を考えるには、まさに歴史文化を学ことが重要な足がかりとなるとの想いから、産官学市民の多様な主体を結び繋げる『共創チャレンジ』の企画・実践に取組んで参ります。

「関西」の持つソフト・パワーの発信を通じて、体験型産業やSDGs啓発活動の開発に取り組むことで、国内外からの参加者を呼び込み、「関西」のイメージや評判を形成・向上させ、日本および関西の広報外交と観光産業、教育産業の発展につなげていきたいと考えます。

いのちをつなぐ水と流域・地球市民対話

本プロジェクトでは、「いのち輝く未来社会のデザイン」という大阪・関西万博のテーマの具現化をめざして、いのちを育む「水」と、人々が交流する生活の場としての「流域」に焦点をあて、持続可能な社会づくりの新たな手法を検討し、その成果を国際的に発表します。

2005年日本国際博覧会(愛・地球博)は、「国連持続可能な開発のための教育(ESD)」のリーディング・プロジェクトとして高く評価されました。

その理念継承活動のひとつとして東海・中部地域で発展している市民参加型SDGs活動を検証し、大阪・関西万博を契機として、琵琶湖・淀川水系等から成る大阪湾流域圏の持続可能な発展を多様なステークホルダーの対話活動を通して検討します。

それにより、「水と流域」を核とするローカルなSDGs推進手法の構築に向けた全国的・国際的なムーブメントへと発展させます。

  • 代表者
    古澤礼太(イベント学会理事/中部大学 国際ESD・SDGsセンター 准教授)
  • 連絡先:
    岡島麻奈美(中部ESD拠点協議会事務局/office@mizutoryuiki.jpn.org)
  • 参考資料
    水と流域・地球市民対話.pdf(619KB)

世界自然遺産に見る自然と社会の共生と未来に残すべき人類の遺産

わが国では、知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島、奄美沖縄の5地域が世界自然遺産として登録。それぞれの地域特性を反映して、自然遺産を未来に引き継ぐための多様な取り組みが行われています。
これらは自然と共生する地域づくりの実践であり、いわばSDGsの先行事例と見ることができます。また、実施に当たっては、住民市民参加を事業推進の大きな柱としてきたものです。

世界自然遺産5地域が培ってきた「共生」の理念とそれに基づく取り組みの先導性は、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に貢献できるものであり、本プロジェクトでは、5地域の関係市町村、民間企業、活動団体、関係機関等が幅広く結集し、連携、協力することを通じて、以下のような新たな展開を目指すこととします。

  1. 自然遺産地域の課題や注目すべき先進的事例について情報交換し合意形成を図る
  2. 日本型自然保護理念「共生」=「環境文化」理念を深め、保護と振興の両立モデルを提示
  3. 成果は大阪・関西万博で広く国内外へ発信し、5地域の持続的発展の新たな契機とする
  • 代表者
    小野寺浩(共創チャレンジ「国内5世界自然遺産に見る自然と社会の共生と未来に残すべき人類の遺産」代表/公益財団法人屋久島環境文化財団理事長)
  • 連絡先:
    枝松克巳(株式会社メッツ代表取締役/edamatsu@mets-ri.co.jp)
  • 参考資料
    世界自然遺産.pdf(348KB)