※第26回イベント学会特別研究大会は終了いたしました。
イベント学会は、現代社会におけるイベントの重要性、イベントに関する理論やノウハウの集積の必要性を看取し、1998年3月に設立されました。
設立趣旨には「イベントは、時代と空間を再構成することで、人々に新しい経験や感動をもたらし、新たな価値を創りだし、長期にわたる文化創造の推進力となった」と記載されており、いま現在もイベント学会は「イベントは新たな時代を創造する」ことを理念として、学術研究活動や政策提言活動を推進しています。
一方、設立から25年を経て、イベントを取り巻く社会は大きな変化を迎えてもいます。
新型コロナ感染症の影響からは脱却しつつあるものの、メタバース、ブロックチェーン、ChatGPTなどの新技術が次々に登場し、私たちの経済と社会、そしてコミュニケーションのあり方を根底から変えようとしています。地球温暖化への対応、生物多様性の保護など、世界が共通して取り組む課題に対しイベントはどのように対応するのかも鋭く問われています。そしてまた、東京オリパラの談合問題などにより、イベント事業のガバナンスに対する厳しい評価があることも正面から受け止める必要があります。
私たちはこうした大きな変化の時にあるいまこそ、イベント学会の初代会長、木村尚三郎先生の教えである「ふりかえれば、未来」の精神に則り、イベントの歴史を振り返り、そこに見られる法則性から、イベントの意義と手法、そして評価のあり方を問い直し、広く社会に発信する必要があると考えました。
イベントはそもそも社会にとって必要なのか。必要であるとしたらその理由は何か。イベントの手法はどのように変遷してきたのか。今後どう変遷していくのか。さらには、イベントの成果はどのように評価されるべきなのか。
これらの課題について、学会を構成する個人会員・賛助会員の叡智を結集するとともに、外部の有識者とも対話しながら、設立25周年という節目の年の、特別な研究大会を開催いたします。
大阪・関西万博、国際園芸博、ワールドマスターズゲームなど、今後予定されている国際的大規模イベントも視野に入れながら、私たちの社会にとって、生活にとって、イベントはどのような役割を果たしうるのかを考察し、未来に向け、イベントとイベント学の新たな方向性を見出していきます。
イベント学会会長
第26回イベント学会特別研究大会 実行委員長
中村 利雄
名称 | 第26回イベント学会特別研究大会 |
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テーマ | イベント学会設立25周年、いまこそ問い直す、イベントの意義・手法・評価 |
実行委員長 | 中村利雄(イベント学会会長) |
開催日 | 2024年2月23日(金祝)・24日(土) |
会場 | 順天堂大学第3教育棟(東京都文京区本郷2-1-1) およびオンライン(イベント学会zoomアカウント) |
参加費 | 会員:5,000円(共催/後援団体会員含む) 非会員:7,000円 学生・大学院生:3,000円 ※会場参加、オンライン参加とも同一の参加費とします。 ※交流会参加費は別途(5,000円)となります。 |
主催 | イベント学会 |
共催 | 一般社団法人日本イベント産業振興協会 一般社団法人日本イベント協会 日本イベント業務管理士協会 |
10:00- | 開場・受付開始 |
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10:30-10:45 | 開会宣言・課題提起 中村利雄(イベント学会会長・第26回イベント学会特別研究大会実行委員長) |
10:45-11:15 | 基調講演「ラグビー人生、ワールドカップ、医学への道」 登壇:福岡堅樹(元ラグビー日本代表、順天堂大学) 2015年・2019年ラグビーワールドカップ日本代表として国際ビッグイベントを体験され、現在は医学の道を志されている福岡氏から、特に自身の人生の中で国際イベントを体験したことがどのような影響を与えているか伺います。 |
11:15-11:45 | 特別対談「新たな時代を創造する、国際イベントの意義と役割」 登壇:福岡堅樹+中村利雄 アスリートとして国際イベントを体験した福岡氏と、愛・地球博の事務総長として国際ビックイベントをオーガナイズした中村会長とが、これからのスポーツイベント、国際イベントに期待される役割について語り合います。イベントは新たな時代を創造しうるのか。世代と立場を超えたクロストークです。 司会:上代圭子(イベント学会理事・事務局長/東京国際大学准教授) |
11:45-12:15 | ポスターセッション:イベント学会が推進する共創プロジェクト |
13:15-14:35 | セッション1:イベントの意義 佐野真由子(京都大学大学院教育学研究科教授) 師岡文男(イベント学会理事/上智大学名誉教授、スポーツ庁前参与) 川西太士(イベント学会個人会員/株式会社博報堂大阪・関西万博推進室室長) モデレーター:守屋慎一郎(イベント学会理事・副事務局長/合同会社企画室代表) |
14:40-16:00 | セッション2:イベントの手法 松石和俊(株式会社Meta Heroes 代表取締役) 竹中直純(株式会社メタコード代表取締役/デジタルハリウッド大学大学院教授) 鴨志田由貴(イベント学会会員/京都芸術大学キャラクターデザイン学科教授) モデレーター:宮本倫明(イベント学会理事・西日本地域本部長/株式会社Landa代表) |
16:05-17:25 | セッション3:イベントの評価 神宮英夫(神宮金沢工業大学感動デザイン工学研究所顧問/情報フロンティア学部心理科学科教授) モデレーター:町田誠(イベント学会理事・東日本地域本部長/(一財)公園財団常務理事) |
17:30-18:15 | 総括セッション:イベントとイベント学の新たな方向性 中村利雄(イベント学会会長/第26回イベント学会特別研究大会実行委員長) 橋爪紳也(イベント学会副会長/大阪公立大学 特別教授) 福井昌平(イベント学会副会長/CI戦略プロデューサー) |
18:30- | 交流会 会場:ホテル東京ガーデンパレス(東京都文京区湯島1-7-5)TEL.03-3813-6211(代表) アクセス:https://www.hotelgp-tokyo.com/map/ |
9:30- | 開場・受付開始 |
10:00-10:10 | 口頭発表オリエンテーション |
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10:20-12:20 | 会員による口頭発表(20分×6枠×2会場) |
12:20-12:30 | 実行委員長研究大会総括 |
A室 | B室 | ||
座長 | 氏名 | 町田誠 | 上代圭子 |
所属 | (一財)公園財団 常務理事 | 東京国際大学 人間社会学部 准教授 | |
10:10-10:30 | 発表者 | 福井昌平 | 岩本綾乃 |
所属 | CI戦略プロデューサー | 広島経済大学 経営学部スポーツ経営学科 | |
題目 | 『関西・歴史文化首都フォーラム』プロジェクトの成果とこれから | マスターズスポーツイベント参加者の大会満足度と幸福感 :社会化パターンに着目して | |
10:30-10:50 | 発表者 | 古澤礼太 | 太田明李 |
所属 | 中部大学 | 中京大学大学院 | |
題目 | 大阪・関西万博に向けた愛・地球博の理念継承活動としての「水と流域」プロジェクトにおける参加性 | セントラル開催における応援クラブ別のWEリーグ観戦者の観戦動機:WEリーグカップ決勝を事例として | |
10:50-11:10 | 発表者 | 原田伸介 | 田村匡 |
所属 | 株式会社新東通信 | 大阪成蹊大学 | |
題目 | サスティナブルトラベルKAIDO街道 | 阪神タイガース優勝の経済効果の批判的検証 |
A室 | B室 | ||
座長 | 氏名 | 守屋慎一郎 | 岡星竜美 |
所属 | 合同会社企画室代表 | 目白大学 メディア学部 特任教授 | |
11:20-11:40 | 発表者 | 森由香 | 志塚昌紀 |
所属 | イベント産業におけるSDGs推進研究会 | 東京富士大学 | |
題目 | イベント産業におけるSDGs 推進 ―イベント産業版SDGs ガイドライン試案の提案と、ガイドライン普及のための政策提言― | 新宿区の伝統工芸を通じたイベント実施の成果と学び〜新宿Re和Styleプロジェクトの取り組みから〜 | |
11:40-12:00 | 発表者 | 植竹香織 | 吉原さちえ |
所属 | ポリシーナッジデザイン合同会社 | 東海大学 | |
題目 | イベントにおける自発的なごみ分別行動の促進 ーごみの回収頻度を上げることとナッジラベルの効果検証ー | リアルな交流行事が及ぼす効果ー青森県S中学校参加者の意見からー | |
12:00-12:20 | 発表者 | 稲本正 | |
所属 | イベント学会「日本を元気にする横浜モデル」研究会 | ||
題目 | 【2027横浜国際園芸博覧会】を契機とした 『日本を元気にする横浜モデル』の提言 |
第26回イベント学会特別研究大会に参加する方は、下記リンクより、参加申し込みフォームにアクセスし、必要事項記入の上、送信してください。
受信後、事務局より参加費の支払い方法等を記載した確認メールを配信いたします。
※終了しました
対象者 | イベント学会会員(個人会員、準会員、賛助会員)、一般、学生・大学院生 |
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参加費 | 会員:5,000円(共催団体会員含む) 非会員:7,000円 学生・大学院生:3,000円 ※会場参加、オンライン参加とも同一の参加費とします。 ※交流会の参加費は別途5,000円となります。 |
参加登録締め切り | 2024年2月13日(火) |
参加費のお支払い | 参加費は確認メールの案内に従い、2024年2月19日(月)までにご入金ください。 入金確認後、オンライン会場のURLとパスワードを配信いたします。 |
研究大会2日目に行う「研究発表」について、以下のとおり募集いたします。
対象者 | イベント学会会員(個人会員、準会員、賛助会員) 研究大会共催団体会員 イベント業務管理士 |
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発表内容 | イベントに関する研究(実践・理論・事例)で、未発表のものに限ります。 |
発表費用 | 研究大会参加費に含む (共同研究者についても参加登録および参加費用が必要です) |
発表を希望される方は、下記リンクより参加申し込みフォームにアクセスし、必要事項記入の上、2024年2月9日(金)までにお申し込みください。
※終了しました
発表者には発表内容の抄録を作成いただきます。
抄録は2024年2月16日(金)までに以下指定様式にてご提出ください。
原則、会場での発表とさせていただきます。
やむをえずオンライン発表となる方は、別途、お知らせください。
口頭発表時間は1題あたり、発表15分・質疑応答5分の合計20分です。
口頭発表会場には、座長用PC、HDMIケーブルにて接続可能なプロジェクタ・スクリーンまたはモニターが付設されています。
HDMIケーブルにて接続可能なPCは発表者がご準備ください。
座長用PCでの発表を希望される場合は、2024年2月21日(水)までにフォームに指定するアドレスにデータを送付ください。